熊谷守一美術館 — 風のごとく自由に生きた日本の芸術家の足跡 —

熊谷守一美術館

基本情報

所在地
東京都豊島区千早2丁目27−6
(Google Map)
開館時間
10:30〜17:30
休館日
月曜日(祝祭日問わず)・年末年始(12月25日-1月7日)
入館料
一般:500円、高・大学生:300円、小・中学生:100円、小学生未満:無料、障害者手帳ご提示の方:100円
館内所要時間
10〜20分
最寄駅
東京メトロ有楽町線「千川駅」徒歩約9分、東京メトロ有楽町線「要町駅」徒歩約10分、西武池袋線「椎名町駅」徒歩約15分
電話番号
03-3957-3779
公式サイト
公式サイトはこちら
目次

熊谷守一美術館とは?

熊谷守一美術館

静かな住宅街の中に佇む熊谷守一美術館は、豊島区によって運営されている美術館です。明治生まれの画家・熊谷守一の作品と、その生涯を伝える場として親しまれています。

本館は、1985年に娘の榧(かや)によって、熊谷の自宅跡地に私設美術館として開館したことに始まります。現在は約230点の収蔵作品のうち、約60点が常設展示として公開されています。

展示は、油絵や墨絵、書、彫刻など多岐にわたり、イーゼルやチェロといった愛用品もあわせて紹介されています。館内にはミュージアムカフェも併設されており、静かで落ち着いた時間を過ごすことができます。

規模は大きくありませんが、ゆったりと作品と向き合える、穏やかな空間が広がっています。

熊谷守一とは?

熊谷守一美術館

熊谷守一は、1880年に岐阜県の実業家の家に生まれた画家です。「たとえ物乞いになっても絵描きになる」と決意して上京し、その後は戦争や生活の変化を経ながらも、自由に絵を描き続けました。

1930年代後半から作品が評価され始め、1964年にはパリで個展を開催します。一方で名声や評価にはとらわれず、国家勲章の授与を辞退するなど、独自の姿勢を貫いたことでも知られています。

作品は油絵を中心に、墨絵や書、彫刻など多岐にわたります。晩年にかけて作風は次第に簡潔なものへと変化し、やがて「熊谷様式」と呼ばれる独自の表現を確立しました。

目立とうとせず、何ものにも縛られず、描きたいときに描く。そうした自由な生き方そのものが、作品にも表れています。

館内情報

館内は大きく、複数のフロアに分かれています。全体として落ち着いた空間が広がり、ゆっくりと作品に向き合うことができます。

第1・第2展示室では、熊谷守一の作品が常設展示されています。油絵を中心に、墨絵や書、オイルパステル、ブロンズ彫刻など多様な作品を見ることができます。厳かな人物画から、風景をモチーフとした表現、猫や鳥などの動物を描いた作品まで幅広く、その自由な作風を感じることができます。

3階のギャラリーは企画展示室として使われており、時期ごとにさまざまな展示が行われています。訪れるたびに異なる内容を楽しめるのも魅力のひとつです。

1階にはミュージアムカフェ Kayaが併設されており、落ち着いた雰囲気の中で休憩することができます。展示のあとに余韻を味わいながら、ゆっくりと時間を過ごせる場所です。

熊谷守一美術館

建築の特徴とレリーフ

熊谷守一美術館

美術館は、コンクリート打ち放しの近代的な外観が特徴です。シンプルでありながら印象的な佇まいは、建築そのものにも関心を引きつけます。

熊谷守一美術館

外壁には、熊谷守一の作品をもとにした蟻のレリーフが設けられており、今にも動き出しそうな生き生きとした表現が目を引きます。さりげない意匠の中にも、熊谷の世界観が感じられる点も魅力です。

アクセス

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この記事を書いた人

小さな美術館を巡り、その記録を残しています。
世界を旅する中で、日本の美術館の魅力をあらためて見つめ直しました。
東京を中心に、日本の小さな美術館や文化施設を紹介しています。

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