東京カテドラル聖マリア大聖堂 — すべての人に開かれた、静寂と祈りの大聖堂 —

東京カテドラル聖マリア大聖堂

基本情報

所在地
東京都文京区関口3-16-15
(Google Map)
開館時間
09:00〜17:00
休館日
無休
入館料
無料
館内所要時間
5〜15分
最寄駅
東京メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩約10分
電話番号
03-3945-0126
公式サイト
公式サイトはこちら
目次

東京カテドラル聖マリア大聖堂とは

東京カテドラル聖マリア大聖堂

東京カテドラル聖マリア大聖堂は、文京区関口にあるカトリック東京大司教区の司教座聖堂です。関口教会(関口カトリック教会)の聖堂としても知られ、聖母マリアに献堂されたことから「聖マリア大聖堂」と名付けられました。

カトリック教会では、地域ごとに「教区」と呼ばれる行政区分が設けられています。その教区を統括する司教や大司教が正式な典礼を執り行う中心となる教会が「カテドラル(司教座聖堂)」です。「カテドラル」という名称は、大司教が着座する椅子(カテドラ)に由来しています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂は、日本全国に15ある教区の一つである東京大司教区の中心となる教会であり、日本のカトリック教会を代表する存在の一つです。

信徒だけでなく、誰でも自由に堂内へ入ることができ、祈りを捧げる人はもちろん、静かな空間の中で心を落ち着かせたい人にも開かれています。都心にありながら、日常の喧騒を忘れられる場所です。

館内情報

敷地内にはさまざまな施設がありますが、主な見どころは、大聖堂、ルルドの洞窟、ジョセフィーヌの鐘、総合案内所の四つです。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

敷地の中心に建つ大聖堂は、東京カテドラル聖マリア大聖堂の最も重要な見どころです。そびえ立つ鐘塔とともに、敷地内でもひときわ大きな存在感を放っています。

大聖堂内は写真撮影が禁止されています。堂内には、重厚な洗礼盤、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂にある作品と同じ大きさで制作されたピエタ像、十字架をかたどった天井、イタリアで製作された大規模なパイプオルガンなどがあります。正面に置かれた祭壇と十字架を含め、これらが静謐で厳かな空間を形づくっています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

大聖堂の正面には、向かい合うように「ルルドの洞窟」が設けられています。フランスにある世界的な巡礼地・ルルドの洞窟を再現したもので、聖母マリアに祈りを捧げる場所となっています。

ルルドの洞窟の近くには、1877年にフランスから運ばれてきた「ジョセフィーヌの鐘」が保存されています。明治時代以降の日本におけるカトリック教会の歩みを、現在に伝える歴史的な鐘です。

また、敷地の入口付近にある総合案内所にはショップが併設されています。カトリックやキリスト教の歴史に関する書籍のほか、文具や小物などを購入することができます。

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東京カテドラル聖マリア大聖堂

フランス南西部の町ルルドには、世界的に知られるカトリックの巡礼地があります。

1858年2月、当時14歳だったベルナデッタ・スビルーの前に聖母マリアが現れたと伝えられています。

ベルナデッタが示された場所の土を掘ると泉が湧き出し、その水を飲んだり、浴びたりした人の病が癒やされたという報告が相次ぎました。以来、ルルドは聖母マリアに祈りを捧げる巡礼地として、世界中から多くの人が訪れる場所となっています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂の敷地内にある「ルルドの洞窟」は、フランス・ルルドの洞窟を模して造られたものです。1911年、現在の原爆ドームとして知られる建物を設計したチェコ出身の建築家ヤン・レツルの設計により、フランス人宣教師ドゥマンジェル神父によって建立されました。

屋外の開かれた場所にありながら、洞窟の前には静かで厳かな空気が漂っています。聖母マリア像を見上げながら、信仰の有無にかかわらず、穏やかな時間を過ごせる祈りの場所です。

東京カテドラル聖マリア大聖堂の歴史

東京カテドラル聖マリア大聖堂の前身となる聖堂は、1899年、聖母仏語学校の附属聖堂として建てられました。その後、1920年に東京大司教区の司教座聖堂となり、東京におけるカトリック教会の中心的な役割を担うようになります。

しかし、最初の聖堂は1945年の東京大空襲によって焼失しました。戦後、ドイツのケルン大司教区などからの支援を受けて再建が進められ、1964年に現在の大聖堂が完成しました。

設計を担当したのは、国立代々木競技場や東京都庁舎などを手がけた、世界的な建築家・丹下健三です。上空から見ると十字架の形を描く独創的な構造は、近代建築とキリスト教の象徴性を融合させた、丹下健三の代表作の一つとして知られています。

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周辺情報

周辺には、日本女子大学成瀬記念館雑司が谷旧宣教師館など、近代日本の歴史に触れられる施設があります。あわせて訪れることで、明治から昭和にかけて日本が西洋の教育や文化、宗教を取り入れながら、新しい時代へと歩んでいった歴史を感じることができます。

また、少し足を延ばせば、緑豊かな目白庭園があります。歴史ある施設を巡ったあとに、静かな庭園をのんびりと散策するのもおすすめです。

アクセス

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この記事を書いた人

小さな美術館を巡り、その記録を残しています。
世界を旅する中で、日本の美術館の魅力をあらためて見つめ直しました。
東京を中心に、日本の小さな美術館や文化施設を紹介しています。

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